井上隆選手 全日本アマチュアスラローム選手権 3位入賞
神奈川大学4年 井上隆(ウィンドサーフィン競技暦:5年目)
栃木県セーリング連盟 / TEARS / MRC所属
開催日 :12月9〜10日
開催場所 :津久井浜海岸
参加クラス:スペシャルMIX ( アマチュア最上級クラスで、フィンかフォイルを個人で選択してレースに出ることが可能 )
この大会は今年で20回目となり、年に1度開催され、優勝したアマチュア選手には、プロ資格が与えられます。
JWA AMATURE SUPER SLALOM 2023
今大会のレースでは、オープンクラス、ビギナークラス男女合わせて10クラスあることや、風の吹き方もまちまちだったため、1レースのみの一発勝負の大会となりました
本大会の順位付けについて
1レースにつき、スペシャルMIXクラスは28名が参加しており、
これが7人ずつ、4つのグループに分かれて予選があり、
1〜4グループ上位4名が勝ち上がり、
1と2グループ、3と4グループがそれぞれ集まりセミファイナルを行い、
その中の各4名が更に勝ち上がり集まって、決勝戦を行います。(以下、詳細図です。)
僕は4グループ目に振り分けられて、その予選は1位で通過することができました。
6グループ目に振り分けられたセミファイナルを3位で通過し、決勝戦を3位でフィニッシュしました。
予選やセミファイナルの順位は今回は関係なく、最終的な順位は、決勝戦の順位となります。
レースを終えて
僕は初出場で、沢山の人の思いが詰まった歴史ある大会なんだなと感じた2日間の大会期間でした。
こんな風に感じたのは初めてで、自分が頑張ることで、喜んでくださる人がいるということを胸に刻み、今後大会に望む際の姿勢として、競技生活に活かしていきたいです。
このレースは決められたコースを風を使って走り順位を競うのですが、
フライングをしてしまうと失格になるので、予選のスタート前は緊張しました。
でも程よく緊張したお陰か上手くスタートを切ることができ、
ファーストマークを2番で回航し、前の選手を抜いてその直後1番に上がり、セカンド、サードマークも1番で抜け、そのままゴールしました。
この時はまず勝ち上がれたことにほっとしていました。
セミファイナルではスタートで出遅れてファーストマークは5番でしたが、気合いを入れてセカンドマーク、サードマークと1人ずつ抜かし、3位でゴールし、そして決勝では4.5位の選手との抜きつ抜かれつで、3位になりました。
今大会で感じたことは、どのレースでも、1位になる選手はやはり安定的な上手さがあったので、自信を持ったスタートの正確性と安定的な技術を得ることが課題だと思いました。
次の1月のレースに向けて、また練習に取り組んでいきます。
これからもオリンピック、世界を目指して頑張っていきます!
追記:
フィンのレースも楽しそうで出てみたいと思いました。
フォイルとフィンの違いは以下の写真をご参照ください。
フォイル(左):海面からボードが浮き滑走する。
フィン(右) :海面にボードがつきながら滑走する。